いつもご愛読ありがとうございます。今回は
腕の疾患である正中神経麻痺についてお話し
していきます。
正中神経麻痺とは、腕・指の運動や感覚を支
配する正中神経が障害され、運動障害や感覚
障害を呈するようになった状態を指します。
正中神経は親指と人差し指、中指、そして薬
指の一部にかけての手のひら側の感覚を担っ
ています。また正中神経は運動機能も担って
おり手首を曲げる場合に働きます。さらに、
親指の付け根に存在する母指球筋と呼ばれる
筋肉も支配しており、親指と小指と合わせる
動作も担っています。正中神経は、手を曲げた
りする時に重要な神経です。手の動作は多く
の筋肉によって支配されており、正中神経は
手の支配神経のなかでも重要な位置を占めて
います。したがって、正中神経麻痺を生じる事
で緻密な手の運動機能が著しく障害を受けて
しまいます。
正中神経麻痺の原因はいくつかありますが、
外傷であったり、腫瘍や神経が何らかの原因
で障害を受けたりする場合があります。
当院では根本的な原因を判別し、それに合わ
せて治療を行います。
気になる事が御座いましたら是非ご相談下さ
い。
最後まで読んで頂きありがとうございました
た。